取組み内容

研究室では、デジタルトランスフォーメーション(DX)とフィジカルトランスフォーメーション(PX)で人類の新しい生存様式を目指しています。DXによって生活、文化、社会、仕事すべての前提がデジタルに置き換わろうとしています。我々は同時にPXというこれまで前提だったフィジカルを最小化を目指します。これまで人類は価値の流通手段にフィジカルしか選べませんでした。したがって人間の欲望もフィジカルを通じて実現してきました。しかし欲望は精神的なものも多く、それはフィジカルである必要性がないことがあり、無駄が存在しています。

そこで研究室ではDX/PXの取り込みの1つとして、ボトルディスプレイというデジタル商品棚の研究しています。ボトルディスプレイは、ペットボトルのラベルをデジタルディスプレイによって外在化し物質上の表現を最小化しながらも、無限で多様な人間の欲望にデジタルで対応する仕組みです。ペットボトル利用自体エコとしては課題がありますが、デジタル前提の新しいモノのあり方を探っています。 研究室ではデジタルはフィジカルと対立するものではなく、最高最強の人工物として捉え、 DX/PX でつくる人の新しい営み、生存方法の探索に挑戦しています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とフィジカルトランスフォーメーション(PX)による生存様式のコンセプト図

研究室で開発しているBottleDisplay。透明なボトルの背面と床が液晶ディスプレイとなっており、ラベルレスでありながらもより魅力的な商品広告や体験を実現する取り組み。物質はできる限り装飾せず、汎用的なボトルやディスプレイなどを利用し、欲望に訴求する部分はデジタルで表現を行う。