取組み内容

 SDGsが大学の学習との連動による「質の高い教育・・・」(目標4)を実現すると同時に、物流の視点からSDGsで取り上げた「すべての人々のための包摂的かつ持続可能な経済成長・・・(目標8)や「気候変動とその影響に立ち向かう・・・(目標13)の課題について、商学部町田ゼミは2019年から毎年学生による実践活動を行っている。
 活動はゼミ単位で実施し、名付けて「たまごプロジェクト」(別名「包装のエキスパートを競うプロジェクト」)、具体的に、卵の購入代金と運賃以外、金銭をかけないことを原則とし、市販の鶏卵(10個入り)に元のパックを外し、身近な素材を使用して包装し直して作品を仕上げ、作品の特徴をメモに記して別の大学に送り(明治大学が発起人であり、現在福島大学目白大学京都橘大学の4校で共同実施)、予め設定された時間帯で学生たちが作品をオンラインで同時評価を行う仕組みとなっている。
 評価項目として、「重さ」、「サイズ」、「外観の完成度」、「包装のユニークさ」、「有効かつユニークな梱包材料」、「環境への配慮」、「材料の入手のしやすさ」、「梱包の簡単さ/外す際の手間」、「破損状況」、「たまごの取り出した状態」+「作品に対する満足度」など、作品を評価する共通基準を予め設けている。
 さらに、評価結果に基づいて、毎年合同報告会を実施し、各大学が自校及び受入校の優秀作品を紹介し、プロジェクトから得られた成果を発表する。学生自身がSDGsを体験するきっかけとなっている。
 プロジェクトを通じて、学生自ら物流産業の課題及びSDGsの実現の重要性を認識するきっかけとなり、現在、明治大学発のプロジェクトの輪は開催する度に徐々に認知され、多くの物流企業からも評価されるようになった。

町田ゼミ活動報告「たまごプロジェクト2023」(大学HP)
町田ゼミの「たまごプロジェクト2022」(大学HP)
町田ゼミの「たまごプロジェクト」(商学部の現場)
町田ゼミナールのたまごプロジェクト(商学部の現場)

町田ゼミが他大学の作品を評価する様子その1
他大学から送られた優秀作品の事例
町田ゼミが他大学の作品を評価する様子その2
学生が先方に作品を送る際のメモ
町田ゼミの学生作品一例