取組み内容

 黒﨑ゼミでは3年次に、日本語を学んでいる留学生の日本での生活に益するものを作るプロジェクトワークを行っています。2022年度に行ったプロジェクトの一つとして、SDGsについて各国の留学生が話し合いながら日本語を学ぶことができる中級レベルの教科書作成に取り組みました。SDGsをテーマとするため、実際にゴール達成を目指して活動している学内のゼミナールにもご協力いただき、2023年夏に『SDGsで学ぶ日本語』が完成しました。
 教科書は全3課から成り、本文理解と口頭表現タスクが中心となっています。各課のテーマは以下の通りです。
   第一課「住み続けられる街づくり―意見述べ」(ゴール11)
   第二課「貧困をなくそう―インタビュー」(ゴール1)
   第三課「つくる責任 つかう責任 安全な水を守ろう―ディスカッション」(ゴール6,12,14)
 2023年秋には、この教科書を使用した国際共修特別授業も実施しました。今回の取り組みを通して、言語学ゼミの学生がSDGsや日本語教育についても深く学ぶことができ、非常に有益な活動となりました。

黒﨑ゼミ4年生 本文執筆者(左から 古本健悟さん、李叡琳さん、荒木瑠梨さん)
完成した教科書
教科書を使用した国際共修特別授業の様子
教科書を使用した国際共修特別授業の様子