取組み内容

明治大学では体育実技として「キャンプ実習」を実施しています。
この実習では「自然環境の中でキャンプ生活を過ごしながら、活動を安全に行うための知識、技術、マナーについて学び、自然や仲間の多様性に気づき、そして自分自身の新しい発見をする」ことを授業の目標としています。ゴール12.8「持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする」を直接扱っている科目といえます。
例えば、活動の際に自然の動植物を採取しないことや登山の際に登山道を外れて歩かないなど、自然へのダメージが少ない活動を心がけます。野外炊事では水の使用を減らし、水を汚さないために食器を洗う際には残りの汁や油分を一度拭き取ってから洗い、洗剤は天然素材のものを使うようにしています。また、ジェンダーについて意識する場面もあります。火を使った炊事で火起こしは男子、調理は女子というように分担しがちですが、あえて役割を交代してみる時間を作るなどしてジェンダー平等を考えるきっかけとしています。
キャンプは自然の中での共同生活を通して、SDGsを考えるたくさんの機会があります。これからもその成果が期待されます。

まずは大自然の中へ出ていくことが大切。草原をサイクリング
山、草原、沢、湖、森など多様な自然環境で楽しむ。湖でカヤック
野外炊事はみんなで分担。ジェンダーを意識してみる。
水を大切に。洗剤の使い方についても学ぶ。
自分で作ったシェルターで野宿してみる体験も。新たな体験から学ぶことは多い。