取組み内容

環境を守ることは大切だ。しかし損をしてまで環境を守るのは無理がある。環境に良い商品で儲からなければならないし消費者はより幸せ(効用)を感じなければならない。つまり環境と経済が両立する持続可能な市場を創る。それが本研究室の目的だ。人間の心理は面白い。環境に良い商品を少し高い価格で買っても、それで救えた現地の子供の笑顔を見ると幸せを感じたりする。ゼミでは、こうした人間の心理的な癖や「共感」をもたらす脳の働きなどを学ぶ行動経済学やニューロマーケティングの知見を応用し、インドのオーガニックコットン製品の販売実験を行っている。従来の綿花は他の作物に比べて大量の農薬を使用し生態系を破壊している。世界最大の綿花の産地であるインドでは幼い女児が学校に行かずに農薬まみれで綿花を栽培している。これらを解決するためゼミ生は3年生の春に商品企画を企業にプレゼン。夏にインドで1週間の農村実習もする。現地で問題を体で学んだ学生たちは行動経済学の知識をオーガニックコットン製品販売の企画へ反映させる。お客様の反応から消費者の現実を学び、データ化して研究発表を行う。学生は人々の感情に触れながら理想をロジカルに市場化する取り組みを学ぶ。

共感型エシカルマーケティングに関する4大学合同研究会での発表準備。環境に良い商品への脳神経の活動と購買行動の関係を研究。
ECサイトの作成と発送をするゼミ生。
研究活動後の反省会。
インドでの現地調査風景。
南相馬市でのオーガニックコットン収穫祭。
脳科学と経済学を組み合わせたエシカルマーケティング。
ECサイトにおける購買データ収集ページ。異なるデザインのECサイトを用意し、オーガニックコットンへの共感の強さと支払い意思額の関係を統計的に実証した。