取組み内容

黒﨑ゼミナールでは言語学を学びながら、留学生たちと日本語で交流する「日本語カフェ」というイベントを定期的に開催しています。

「日本語カフェ」は明治大学の学生であれば誰でも参加できます。日本語レベルが初級であっても上級であっても、もちろんネイティブも、国籍、出身地、言語、性別等が異なる明大生が集い、誰もが平等にお互いを尊重し合い、安心して気軽におしゃべりができる場になっています。特に来日したばかりの留学生にとっては、日本語を話す練習の場と言うだけでなく、日本人や他の国の友人を作る貴重な場にもなっているようです。

ゼミ生にとっては留学生と日本語で交流することは言語学的なこと以上に、多様性、公平性、質の高い教育の意義などを学ぶことができる機会となっています。「日本語」という身近な存在を客観的に捉え、世界中にある多くの言語の中の一つであるという視点で研究することは、様々な人と関わり、公平な態度で生きていくことにも繋がるでしょう。よりよい世界を実現するには何が必要なのかを考え、実践していく。そのような姿勢を大切にして、今後もゼミナール活動を続けていきたいと考えています。

駿河台キャンパス国際交流ラウンジでの日本語カフェ。1テーブル4~6人程度で様々な国籍の学生たちが集まり、日本語で談笑します。
和泉キャンパス第一校舎での日本語カフェ。昼休みに開催することが多いので、コロナ前はお弁当を持ってきて一緒に食べることもありました。
駿河台日本語カフェ。コロナ前はジュース、お菓子をゼミで用意していました。ピュラトス・ジャパン様、株式会社明治様から素敵なお菓子を寄付していただいたこともありました。
コロナ禍でキャンパスに集まれなかった時にも、オンライン上で明大生が集いました。入国できなかった留学生が時差をものともせず母国から参加してくれたことでゼミ生も多くを学ぶことができたようです。
黒﨑ゼミ5期生。2021年度は和泉でオンライン日本語カフェ、ハイブリッド日本語カフェを実施し、2022年度は駿河台で対面の日本語カフェを主催しています。